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マセラティ クアトロポルテ GT S
 

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マセラティ、旗艦モデルをフルモデルチェンジ
「マセラティ クアトロポルテ GT S」を発表
大型化、軽量化そしてより速く
ラグジュアリー スポーツ セダンの伝統を継承しながら飛躍的に進化
マセラティ クアトロポルテ GT S
2013年4月2日
マセラティ ジャパン株式会社(代表取締役:ファブリッツィオ カッツォーリ、本社:東京都港区)は、マセラティ直系エンジンを復活させた新フラッグシップモデル「マセラティ クアトロポルテ GT S」を発表いたします。デリバリー開始は2013年6月を予定しています。車両本体価格は、16,900,000円(税込)です。

独創的な戦略を背景に躍進を続けるマセラティは、「年間生産5万台※1」体制を2015年までに達成する計画です。その基盤となるのは、およそ1世紀にわたりマセラティのスタイリング、エレガンス、クオリティ、パフォーマンスを特徴づけてきたモデルの数々であり、さらにマセラティにとって重要な新セグメントに参入することになる、3つのニューモデルの導入です※2。

この新たな挑戦は、マセラティを真のグローバルプレイヤーへと変貌させることでしょう。そしてマセラティの未来を方向づける第一歩となるのは、フルモデルチェンジした6代目となる新型「マセラティ クアトロポルテ GT S」です。

「マセラティ クアトロポルテ GT S」は、世界中から賞賛を浴びた先代の「クアトロポルテ」に比べ、より大型化と同時に軽量化され、豪華さと実用性をより高めた新世代モデルに生まれ変わりました。最高速度は307km/h。2ドア スポーツカーに全く引けを取らないスピードを誇ります。

今後、次々に登場するマセラティのニューモデルに先駆け、高度なテクノロジーを採用する一方で、マセラティが築いた“ラグジュアリー スポーツ セダン”の長い歴史を忠実に継承しています。
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※1:2012年販売実績:6,307台
※2:マセラティは今回の「クアトロポルテ」に続き、ハイエンドEセグメントの4ドアセダン「ギブリ」スポーツ ラグジュアリーSUV「レヴァンテ」の市場投入を発表しています。

 
新型「クアトロポルテ GT S」の核となるデザインは、マセラティ独自のパワフルなエンジンと広いキャビンスペースです。力強いロングノーズとふくらみのある縦型バーにトライデントをあしらったマセラティ伝統のグリルなど、先代「クアトロポルテ」と現行「グラントゥーリズモ」との濃い血の繋がりを表しています。

新たに開発された直噴ツインターボ エンジンには、今回発表の「クアトロポルテGT S」に搭載された3.8リッターV8と、今秋発表予定の3リッターV6をラインアップ。どちらもマセラティ本社内の「マセラティ パワートレイン」による完全な新設計で、エンジンの組み立ては提携関係にあるマラネロのフェラーリ工場で行います。

新型「クアトロポルテ GT S」は、最新のテクノロジーを取り入れる一方で、マセラティのルーツにはきわめて忠実です。最高出力530psを誇るツインターボのV8エンジンを搭載し、マセラティ史上最速の4ドアセダンにして、最もパワフルかつ燃費の良いモデルになりました。しかも優れた動力性能とは対照的に、燃料消費と排ガス中の有害物質は先代モデル比で20%削減しています。

0-100km/hをわずか4.7秒で加速し、最高速度307km/hへと導く3.8リッター V8エンジンは、マセラティにとって新たなパフォーマンスのベンチマークとなります。最高速度は現行「クアトロポルテ スポーツGT S」より20km/h速く、最大トルクは先代「クアトロポルテ」を200Nm上回ります。

また新型「クアトロポルテ GT S」には、ZF社と共同開発した最新のAT8-HP70型 8速オートマチック トランスミッションを標準装備。マセラティの伝統にふさわしく、“Auto Normal”、“Auto Sport”、“Manual Normal”、“Manual Sport”、“I.C.E.(Increased Control and Efficiency)”と5種類のシフトモードを備えています。デフォルトの“Normal”モードではバイパスバルブは3,000rpmまで閉じたままで、快適かつ抑制の効いたエンジンサウンドを発します。
“Sport”モードではハンドリングに関するさまざまな設定が変更になるだけでなく、バイパスバルブが開き、高いエネルギーを含んだエグゾーストガスを高速で大気中に放出します。これにより新型「クアトロポルテ GT S」は最大のエンジンパフォーマンスと、マセラティ独特の官能的なエンジンサウンドを発揮します。
好燃費を実現した“I.C.E.”モードはリラックスしたドライビングを提供。極端にミュー(摩擦係数)が低い路面でも安全に走れる設定です。スルーギアでシフトアップもしくはダウンする際にも可能な限りソフトに変速していきます。

また、設計思想が刷新されたボディ構造は50:50の重量配分を維持するとともに、フロントにダブルウィッシュボーン、リアに最新技術を投入した5リンクサスペンションにより「クアトロポルテ」伝統の絶妙なハンドリングを継承します。

新型「クアトロポルテ GT S」は設計、開発、製造、プロセスコントロールなどあらゆる分野で、そのクオリティに新たなスタンダードを打ち立てました。マセラティ伝統のクラフツマンシップと最新テクノロジーが融合する、トリノ グルリアスコに新設されたファクトリーで生産される新型「クアトロポルテ GT S」は、細部に至るまで入念にコントロールされ、際立った品質の高さを達成しています。

新型「クアトロポルテ GT S」のシャシーは、顧客が求める高度なパフォーマンスと快適性に照準を合わせて設計され、今後実施される新安全基準をすべてクリアしています。

ボディパネルは60%強をアルミ製にすることで、乗員の安全性を最大限確保しながら、100 kgの軽量化を実現。燃費向上と排ガス中の有害物質を低減することにも成功しました。

新型「クアトロポルテ GT S」では、一新されたフロント サスペンションに合わせてアルミ製ステアリング ギアボックスを新設計。これにより、高速でコーナーに進入する際ドライバーが必要とする正確な操縦性を、繊細なフィーリングを伝えるステアリングと結びつけることに成功しました。ステアリングのギアレシオも速くなっており、リムジンクラスでは希にみるアジリティ(敏捷性)を実現しました。あらゆる環境下で快適性を確保しつつ、新型ステアリングは痛快なドライビングへとドライバーを駆り立てます。

エクステリアは、プロポーションのハーモニー、ダイナミックなライン、そしてイタリア独特のエレガンスが特徴です。フロント エア インテークの輪郭、フェンダーの小さな3個のアウトレット、力強い三角形のCピラーなど、マセラティのデザインキューをもれなく現代のデザインランゲージに置き換えて表現しています。

さらに新型「クアトロポルテ GT S」の真価は、この美しいルックスと優れた空力特性を両立させたことにあります。空気抵抗係数(Cx)は12%改善されて0.31に到達。揚力も24%と大幅な削減に成功しました。これにより燃料消費を減らし、高速走行時のスタビリティを向上させています。

インテリアには伝統のハンドクラフトが息づいており、細部の仕上げは目を見張るほどの美しさを誇ります。ホイールベースを伸ばしたことにより、リアのレッグルームが広がり、前後席を問わずパッセンジャーの肩まわりが広くゆったりしました。また、4人乗り※3 5人乗りどちらのレイアウトでも居住空間が広がりました。

ラグジュアリーなインテリアはテクノロジーの面でも大きな飛躍を遂げました。車載装備のほぼすべてを、簡単かつ直感的に操作できる「マセラティ タッチ コントロール」スクリーン、調整可能なペダル、リアビューカメラ、オプションのバウワース&ウィルキンス(B&W)製15スピーカーオーディオ システム(1280ワット)などはほんの一例に過ぎません。

1963年に初代「クアトロポルテ」を誕生させたマセラティは、“ラグジュアリー スポーツ セダン”というこれまでになかったコンセプトを創り上げました。新型「クアトロポルテ GT S」も高度なエンジニアリング、スーパーカー並みのパフォーマンスと、リムジンに引けをとらない快適性という目標を達成し、このセグメントで至高のポジションを保ち続けます。

※3:4人乗りはオプション仕様

注目ポイント
・マセラティがゼロから設計した3.8リッター ツインターボV8エンジンを搭載

・直噴V8エンジンは、530psの最高出力と、最大トルクは710Nmを発揮。0-100km/h加速は4.7秒、最高速度307km/h

・クラスをリードするパワー(139ps/リッター)、トルク(171Nm/リッター)とパワー ウェイト レシオ(3.6kg/ps)

・車両総重量では約100kgの軽量化を達成

・ZF社製の8速オートマチック トランスミッションを搭載

・ホイールベースの延長効果による、ゆったりしたレッグ/ショルダー スペースと広々としたトランク

・4人乗りと5人乗りのシート レイアウトを用意。ワークスペースと充実のエンタテインメント オプションを含む(4人乗りはオプション仕様)

・バウワース&ウィルキンス製15スピーカー プレミアム サラウンド システム(1280ワット)。8.4インチ「マセラティ タッチ コントロール スクリーン」などを装備

・マセラティ独自の設計とエンジニアリングにより、トリノの新設ファクトリーで新たなベンチマークとなる高いクオリティ スタンダードモデルを製造
 

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「Maserati Quattroporte GT S」諸元
 
ディメンション&重量  
全長 5,262 mm
全幅 (ドアミラー含む) 2,100 mm
全幅 1,948 mm
全高 1,481 mm
ホイールベース 3,171 mm
フロントトラック 1,634 mm
リアトラック 1,647 mm
フロントオーバーハング 968 mm
リアオーバーハング 1,123 mm
トランク容量 530 L
燃料タンク容量 80 L
車両総重量 1900kg
タイヤ  
フロント 245/40 ZR20
リア 285/35 ZR20
エンジン  
形式 90°V型8気筒
排気量 3798 cc
ボア 86.5mm
ストローク 80.8mm
トランスミッション 8速オートマチック
圧縮比 9.5:1
最高出力 530ph(390kW)
最高出力発生回転数 6500-6800rpm
最大トルク 710Nm
オーバーブーストトルク 2250-3500rpm
動力性能  
最高速度 307km/h
0-100km/h加速 4.7 秒
 

※仕様諸元はメーカー発表数値に基づくもので、標準仕様車による国土交通省申請数値とは異なります。